指導者研修

世界連盟理事長 マーガレット・トレローのメッセージの全文は
ガールスカウト日本連盟のホームページをご覧下さい。

2010年5月11日(火)19:00〜21:00
大池コミュニティプラザ
参加者:17名

 2010年、日本のガールスカウト運動は90周年を迎え、世界のガールスカウト運動は100周年を迎えました。
そこで、ガールスカウト運動の目指すもの、担う役割とはなにかを理解し、今後の集会のヒントを考え、また活動
にすぐ活かせるゲーム、ソングを習得しました。


     研修単元 : T−3 ガールスカウト運動の理念
     

世界連盟理事長
マーガレット・トレローのメッセージ



2009年3月
ガールガイド・ガールスカウト姉妹の皆さま

2010年4月10日、世界中のガールガイド・ガールスカウトは100周年のお祝いを始めます。その
日はガールガイド・ガールスカウト運動が始まって100年目の年の、100日目の日となります。お
祝いの始まりを記念して、世界中のすべての会員の皆さまにこのメッセージをお送りできることを
嬉しく思っております。

歴史的なこの時に、このように力強い組織の理事長であることを、私は光栄に思っております。
100年の間には、約2億5千万人のガールガイド・ガールスカウトが生き方を変え、より良い世界を
築いてきました。1909年、クリスタルパレスでのボーイスカウトラリーで、数人の少女が自分たち
も参加できる環境がほしいと要求しました。この少女たちは世界連盟の最初の提唱者であり、当時
の基準や性別に関する慣習を変える声をあげました。

それ以来、ガールガイド・ガールスカウトは地域活動、ピアエデュケーション、他への奉仕を通して、
まわりの人々の生き方を変え続けました。「平和構築」「世界市民を育てる」「私たちの権利と私たち
の責任」、これらの取り組みはほんの数例にすぎません。私たちの会員は、しばしば紛争や自然災
害の折、第一線で人々を助けてきました。これは私たちの伝統で、これまで二度の世界大戦、市民
の暴動、紛争、地震・洪水・ハリケーンといった自然災害の折にそうしてきたのですから。

私たちが成し遂げたことを祝ったり、私たちがよりよい方向に変えてきた生き方について考えると同
時に、私たちが関心事にどのように影響を与えられるか、次の世紀を見越して考えます。世界の多
くの場所で、1909年以降少女と若い女性の状況は大きく向上しました。しかしながら、少女と若い
女性が不公平や不平等、教育の欠如、少女と若い女性に対する暴力、病気、飢餓、貧困から解放
された世界を確実に満喫できるよう、なさなければならないことがまだ多く残っています。
これが、2009年WAGGGSがグローバルアクションテーマ girls worldwide say“一緒になら この
世界をかえられる”に取り組み始めた理由です。このテーマはすべての会員、すべての年代の人々
が、彼らを取り巻く世界を変えるために個々にかかわりを持つように奨励しています。私たちは極度
の貧困とその根本原因に終止符をうつという国連ミレニアム開発目標を達成し、世界を救うために
努力をしています。

2010年に私たちは過去と未来を一つに結合することをはじめます。祝日は2010年〜2012年の
毎年4月10日となり、毎年テーマを設けます。テーマは、植える(2010年)、育てる(2011年)、共
有する(2012年)です。このお祝いには4つの要素が含まれます。もちろんその4つとは「パーティ
ー」「100」「善行」「国際的」という要素です。そして世界中でお祝いが行われることを期待していま
す。

  ★開会


   ★パトロールで話し合い
     ・世界連盟理事長のメッセージを輪読
     ・各自印象に残った箇所を話し合う
     ・外に向けて何をどのように伝えていくか



   ★パトロールの発表
      トレイナーからのまとめ



   ★ゲーム、ソング


   ★90周年イベントについて


   ★閉会

<参加者の声>
  ・世界連盟理事長のメッセージがあることを
    知らなかったので、今回たくさん読めてよ
    かった。

   ・世界中の大きな輪の中の一人であること、
    何かを伝えていける存在であることを意識
    し、スカウトとの集会や地域とのつながりか
    たを考えていくことが大切であると学んだ。

   ・「生き方を変える」ということがキーワードで
    あることもわかった。

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