成 人 研 修

2011年6月11日(土) 13:30〜15:30
箕面市立 グリーンホール(大会議室2)
参加者 : 79名

講演
 「子どものこころが育つ聴き方・話し方」
         講師  田上 時子様

<参加者の声>
  ・育児の社会化、親教育、現在にガールスカウト教育が必要であることが
  よくわかった。
 
 ・お母さん、社会の女性は大きなポイントをもっているな〜と思います。
  家庭、夫と子ども(家族)に対するコミュニケーションの有無、感じること
  (感情)のいろいろに、大きく広く聴く心を持たないといけないと思いました。

 ・家族間のコミュニケーションスキルが大切ということ、ルールは肯定語で!

 ・子どもの話をこれからはよく聴いて、子育てしていきたいと思いました。

 ・子どもが健やかに育ったのに、親自身が変わらなくては!と思いました。
  「早くしなさい!」を言わないようにしていきたいと思います。

 ・子どもはSlow Slowだから子ども。

 ・ユーモアいっぱいで、あっという間の一時でした。

 団員同士がエンパワメント(人が本来持っている内なる
力を、人との関わりの中で引き出し、ありのままの自分
を受け入れ自分も人も大切に生きること)し、より楽しく、
活気ある団活動をしていただくためにと、NPO法人 女
性と子どものエンパワメント関西理事長 田上時子様を
講師にお迎えしました。
箕面市人権文化部男女協働参画課のお声掛けもあり、
(社)ガールスカウト日本連盟大阪府支部豊能ブロック
と共催で、また箕面市教育委員会の協賛をいただいて
おります。

≪講演内容≫

1)現代社会と子ども
  子どもの虐待
  いじめ
  ひきこもり
  親殺し
  自殺(自死)

2)社会背景
  家族の変化・社会の変化
  予行演習をせずに親になっている世代
  子どもを取巻く環境
  「育児の社会化」が必要

3)コミュニケーション力(Communication Skill)
  上手に話すこと・聴くこと

4)聴くこと(Listen)
  きく − 「聞く」(Hear) ・「訊く」(ask) ・「聴く」(Listen)
  清聴すること=相手のいうことを理解しようとすること

 @人の話を聴けなくするもの(Listening Block)
   ・くらべる            ・心を読む
   ・リハーサルする       ・ふるいをかける
   ・決め付ける          ・考えにひたる
   ・自分にひきつける      ・アドバイスする
   ・言い争う            ・わたしは正しい
   ・急に話題を変える      ・なだめる

 A人の話を効果的に聴く
   ・能動的に聴く         ・共感して聴く
     一言い換える        ・心を開いて聴く
     明確化する         ・注意して聴く
     フィードバックする

5)話す(表現する)こと
  ー観察・事実(observation fact)
   考え(think)
   感情(feel)
   ニーズ(要求 ・ 願望 ・ 希望 need)

 @効果的な話し方
  ・まるごとメッセージであること  ・直接的であること
  ・その場で伝えること        ・明瞭にすること
   (時間をおかないこと)      ・支援的・援助的であること

 A特に子どもへの「話し方」
  ・具体的に言う           ・その場で言う
  ・決め付けない           ・首尾一貫する
  ・打ち明ける

6)子どもの育ちに必要なもの
  ー所属感
  −感情
  −境界線
  −力の使い方

7)スター・ペアレンティング(親教育プログラム)

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